backcountry

いやぁ、長かった！
ルートは日の当たっているフェース。

ターコイズブルーのParon湖とPiramide


MC（4900ｍ）でArtesonrajuと。




MCのテントからHuandoy。


Piramideは心配しとった氷河の状態よりも、
壁自体にクラック、ロックバンドが走り、
状態悪くカットすることに。


6/17　AM1：45　Artesonrajuへ向けてMC出発！
月明かりのPiramideとParon氷河。
氷河の右岸をてくてく歩いてく。


HC（5200ｍ）を過ぎて壁の取り付きで夜明けを迎える。


さぁ、ここから頂上めがけて南東壁をひたすら登る。


結構な高度感。


登る、登る。平均斜度60°くらい。


疲れた…


頂上はまだ遠い。


最後は傾斜のあるフルートの中。


PM4：00　MCを出て14時間後、ようやく壁を抜ける！
もうここで6000ｍを超えとるが、
頂上はディープスノーを50m程となり…
頂上へのトレースはなく、ここが頂上ってことに。
（いっぱいいっぱいで頂上の写真はなし…）

頂上を逃したんは惜しいけど、
そんなことよりもこれからの下りの方が心配。
我々の持っとるスノーバーは4本、50mロープが2本。
氷河までは600mの壁…

かっつんに”気合い入れろよ！”
と声をかける。

はじめの2ピッチは残置アンカーでラペル。
次の2ピッチも我々のスノーバーでラペル。
さぁ、ここからが問題。

かっつんが全装備背負って、
ロープ2本つなげて100mいっぱいのラペル。
僕がアンカー回収して空身でひたすらクライムダウン。
いやぁ、これはしんどかった！

これを3回ほど繰り返した後、
先行のアメリカ人パーティーと一緒に
3ピッチラペルとクライムダウンしてようやっと氷河に降り立った！

PM9：00　HC通過。
PM10：30　さんざんモレーンで迷って、MC帰還。
21時間行動…ヘトヘト

6/18　MCにアーミーが訓練に来た。


彼らはスペシャルフォースらしい。
在ペルー日本大使館襲撃事件のときに
突入したんも彼ららしい。

といっても諸動作を見とる限り、
そんな風には見えんが…

よくよく話を聞いてみると、
彼らは訓練生で、
大使館突入したんは、
教官たちのよう。

うーん、ほんまもんのヒーローや。

6/19　Paron湖畔で朝を迎える。
昨日は結局、Paron湖にタクシーがこんで、
アーミーの隣でテンぱった。
で、Carazまでアーミーのトラックに乗せてもらえることに。


ほんまええ人たちや。

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